おかげさまでまだ菊は無事です

オタとしての自分を自覚し始めてからこのかたマンガにしろアニメにしろ音楽にしろなんにしろ「偏り」とか「極」を好む傾向にある僕の腐女子というイキモノに対してのスタンスはそこそこ好意的(理由:人として偏ってるから)、周囲に同調してそれを装ってる風に見える「似非腐」の存在を除けば、まあ好きなもんは好きなんだからしょうがないんじゃない?ぐらいの認識でいたつもりでした。そう18時間前までは。でも今は180度それが変わりかけてる。昨日些細なことから福本系の、それもこともあろうか「黒沢」の801が大好きだと公言してはばからないサイトを発見するに至ってしまい、久々にネット媒介を通した漆黒の殺意というものを本気で感じている今日の昼下がりです。いや「アカギ」とか10歩譲って「銀と金」や「カイジ」までは分かる。でも「黒沢」?ドンダケー!? こいつはメチャ許せねえよなァ、圧倒的なリアルにファンタジーを持ちこもうとする奴ァ絶対に許せない!土建崩れの屈強なホームレスさんにガチでアナルの生殺与奪権を握られそうになったことのあるミーが言うんだから間違いない。いよいよ追い込まれたその時、私の口から漏れた土壇場の一言は「あっパンあるから…!パン!ほらパン!」でした。それにより気をそらすことに成功してしまったというその事実も後で考えればまた哀しすぎると思うのです。明らかに「うわっマジ?」って顔してたもんねそのオッサン。お前イく前にどんだけ生きたいんだと思った。そんな絶望的な未来をも予期させうるあの「黒沢」というマンガに対して801が入りこめる領域があるとするならせいぜいが「太郎」ぐらいのものでしょう。唯一「悲哀」の名のもと黙認できうるファンタジー、それ以外は全て醜悪なリアル。それにしてもです、今はただ3巻以降のギャグ路線が残念でなりません、ひたすらアジフライと太郎レベルな微生物スケールの器の中で一喜一憂していてほしかった… あ、えとなんの話だったっけ?そうだ黒沢801の話だった。それを見たところから妙なリバ8連鎖おこしてトラウマ発動した末、昨日一晩中布団の中でのたうち回ってましたゴロゴロー でもさ、どんだけ尊厳の危機だからって「ほらパンあるよ!パン!」て、いくらなんでも俺ないわー その時点で尊厳ないじゃん、ねえ?